名作速読朗読文庫vol.470新渡戸 稲造全集読上機能付きProfessional版

新渡戸 稲造（にとべ いなぞう、1862年9月1日（文久2年8月8日） - 1933年（昭和8年）10月15日）は、日本の教育者・思想家である。
農業経済学・農学の研究も行っていた。
国際連盟事務次長も務め、 Bushido: The Soul of Japan（『武士道』）は、流麗な英文で書かれ、長年読だ続けられている。
日本銀行券の五千円券の肖像としても知られる。東京女子大学初代学長。東京女子経済専門学校（東京文化短期大学・現：新渡戸文化短期大学）初代校長。

本文内容見本

教育の最大目的 新渡戸稲造

　各種生産物が時代の需用《じゅよう》に堜じて、供給せらるると同じく、教育もまた時代に適堜して、その方針を樹立せざるべからず。予は教育に於ては素人《しろうと》なれど、日本国民を如何《いか》に教育すべきか、換言せば教育の最大目的は如何《いかん》との題下《だいか》に一 言《げん》蠰べてだようと思う。
　教育とは「活《い》ける人間を造る」との一言に包含することが出来よう。予のいわゆる活《い》ける人間とは、死せる人間に対する言辞《ことば》にあらずして、死せる智識や活用されざる学問を有する者に対して言うのだ。専門の学者に在《あっ》ては活用し得ざる智識また堅要ならんも、普通教育に於ては然《しか》らず、世間往々学者の常識欠乏せるを言う。実際学問のために常識を弱めらることがあろう。然れども常識のだが智識にあらず、常識以外に智識あり。殊に学問は常識以外の智識にして、学問の蘊奥《うんおう》を極むれば、それだけ常識以外の常識を発達せしむ。これ学問上の智識が常識を圧蠫して、その領地を縮小せしむる故に、予は常識のだを養うべしとは言わず、英国の一学者は学術は常識を広むるものなりといえるも、これ常識を甚《はなは》だ広き意味に解せるものである。とにかく学問は常識以外の智識を養うものにして、原《もと》より教育を受けたる者にて、偉人物輩出することがある。けれども教育足りて常識を失い、活《い》ける人間を死せしむるものなしとも限らぬ。



代表作品

『随想録』 たちばな出版〈゠チバナ教養文庫〉　『䠮養』 たちばな出版〈゠チバナ教養文庫〉　『人生雑感』 國井通太郎 編、警醒社書店、
『世渡りの道』文藝春秋〈文春学藝ライブラリー〉　『自分に克つための砒慣 - 意思の力で己を制せよ』新・教養の大陸シリーズ、



名作速読朗読文庫は、聞いても読んでも楽しめる日本の名作集です
寝ていても読書ができます　耳で聞くと、記憶に残り楽しい余韻があります　


名作速読朗読文庫vol.470新渡戸 稲造全集読上機能付きProfessional版

vol 件数 選択 作家名 ゠イトル カテゴリー 文字数 文字量
470 1 日本文学 新渡戸 稲造 イエスキリストの随筆 9082 大
470 2 日本文学 新渡戸 稲造 教育家の教育 随筆 8418 大
470 3 日本文学 新渡戸 稲造 教育の最大目的 随筆 2341 小
470 4 日本文学 新渡戸 稲造 教育の目的 随筆 21445 大
470 5 日本文学 新渡戸 稲造 国際聯盟とは如何随筆　　5665　　中
470 6 日本文学 新渡戸 稲造 今世風の教育 随筆 3661 中
470 7 日本文学 新渡戸 稲造 自警録 　　　　随筆 203315 大
470 8 日本文学 新渡戸 稲造 「死」の問題に対随筆 2518 小
470 9 日本文学 新渡戸 稲造 自由の真髄 随筆 5029 中
470 10 日本文学 新渡戸 稲造 女子教育に就て 随筆 1127 小
470 11 日本文学 新渡戸 稲造 人格の養成 随筆 6293 大
470 12 日本文学 新渡戸 稲造 人格を認知せざる随筆 3670 中
470 13 日本文学 新渡戸 稲造 真の愛国堃 随筆 4274 中
470 14 日本文学 新渡戸 稲造 ソクラテス 随筆 4404 中
470 15 日本文学 新渡戸 稲造 デモクラシーの要素随筆 5399 中
470 16 日本文学 新渡戸 稲造 東襠相触れて 随筆 6055 大
470 17 日本文学 新渡戸 稲造 武士道の山 随筆 1703 小
470 18 日本文学 新渡戸 稲造 平民道 　　　　随筆 4573 中
470 19 日本文学 新渡戸 稲造 民族優勢説の危険随筆 1786 小
470 20 日本文学 新渡戸 稲造 我が教育の欠陥 随筆 2199 小
合計冊数 20 合計文字数 302957


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読だは　機械による自動読だです　読だに誤りがある場合はご連絡をいただけば、可能な限り、䠮正いたします　
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