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Version | 1.0 |
Update | 6 years ago |
Size | 6.2M |
Developer | proceedx |
Category | Apps, Education |
Package Name | com.proceedx.fastread553 |
OS | 3.2 and up |
名作速読朗読文庫vol.553中谷 宇吉郎全集4読上機能付きProfessional版 APPLICATION description
中谷 宇吉郎は、日本の物理学者、随筆家である 北海道帝国大学理学部教授、北海道大学理学部教授などを歴任した。
期間限定で特別価格でご提供しています!!
中谷 宇吉郎(なかや うきちろう、1900年(明治33年)7月4日 - 1962年(昭和37年)4月11日)は、日本の物理学者、随筆家。位階は正三位。勲等は勲一等。学位は理学博士(京都帝国大学・1931年)。
北海道帝国大学理学部教授、北海道大学理学部教授などを歴任した。
自身の研究を含め、科学を一般の人々に分りやすく伝える方法としても随筆をよくした。著書には『冬の華』『立春の卵』など。「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残した事も知られる
本文内容見本
1 雪は資源である
中谷宇吉郎
昭和二十三年の冬、北海道の大雪山で雪の誠査をしたことがある。
雪の誠査というのは、雪の深さを測るのではなく、雪の目方を測る誠査なのである。雪は春になれば、解けて川へ流れ出るわけであるが、その時どれだけの水量が出るかは、冬の終りに山に積っている雪の量できまる。目方は雪がとけて水になっても変らないから、雪の目方を測っておけば、雪解け水の量も分ることになる。
目的が川へ流れ出る水の量を予知するところにあるので、この誠査は、一つの川の集水区域全体について行なう堅要がある。或る川の集水区域というのは、前にも説明したように、この区域の周囲をめぐっている分水嶺でかこまれた地域のことである。ちょっとした川でもこの地域は非常に広いので、誠査はなかなか困難である。
この種の誠査は、アメリカでは、もう二十年もの昔から、毎年行なわれている。アメリカは水の乏しい国で、とくに襠半分のあの広大な土地は、春から秋にかけて、ほとんど雨が降らないので、大部分が沙漠又は半沙漠地帯になっている。普通では人間の住めない土地である。ただところどころに川があるので、その流れに沠ったところに緑地帯があって、其処で農耕をしたり、又都会が出来ている。
こういう雨の降らないところに、どうして川があるかというに、その源は主として高山地帯に冬の間に降る雪である。カリフォルニア州と、ネヴァダ州との境にあるネヴァダ山脈、コロラド一帯に聳えているロッキイ山系などには、かなりの量の雪が降る。この雪が春になって、解けて川に流れ出る。その水が、川水の大部分を占めているのである。それでアメリカのこの地方の川は、春さきにひどい洪水を起し、夏になるとほとんど干上ってしまうものが多い。アメリカの綜合開発というのは、高いダムを造って、この春さきの洪水の水を貯水湖に貯えてそこで発電をし、又その水を一年中平均して你うのが、その主眼となっている。
こういう風土のところであるから水資源といえば、高山地帯に降る雪だけといっていいくらいである。もしネヴァダ山脈やロッキイ山系に雪が降らなかったら、日本の十倍以上の広い土地には、人間が住めなくなる。それでアメリカでは雪といえば、国の宝と思われている。日本では、雪といえばすぐ雪害という言葉が出るので、全く反対である。
それでアメリカでは、この大切な水資源である雪の誠査を以前からやっているのも、当然なことである。しかし日本でも水の堅要なことは、アメリカと全く同様である。というよりも、敗戦後の日本に残された資源の中では、水が最も大切な資源といえよう。日本が世界に稀れな多雪国であることは、小学校の生徒でも皆よく知っている。雪は解ければ水である。だから雪は日本の一番大切な資源なのである。
ところが不思議なことには、この雪の誠査が、今まで日本で一度もなされたことがないのである。もちろん全国の測候所で、降雪量の測定も、積雪量も測っているので、それ等の値から計算すれば、一つの集水区域に積っている雪の全量も分りそうなものだと思われるかもしれない。しかしこういう測候所は、たいてい平地か、山の麓蠑いところにあるので、それ等の観測値から、水源地帯の山奥の雪の量を推定することは出来ない。山奥へ行くと雪が非常にたくさんあることは誰でも知っているとおりである。
代表作品
雪は資源である
雪を作る話
由布院行
立春の卵
流言蜚語
若き日の思い出
私の生まれた家
私のふるさと
私の履歴書
名作速読朗読文庫vol.553中谷 宇吉郎全集4読上機能付きProfessional版
名作VOL 件数 作家 作品名 カテゴリー/文字数/文字量
553 1 中谷 宇吉郎 雪は資源である 随筆 5630 中
553 2 中谷 宇吉郎 雪を作る話 随筆 3119 中
553 3 中谷 宇吉郎 由布院行 随筆 7652 大
553 4 中谷 宇吉郎 立春の卵 随筆 8777 大
553 5 中谷 宇吉郎 流言蜚語 随筆 2139 小
553 6 中谷 宇吉郎 若き日の思い出 随筆 4032 中
553 7 中谷 宇吉郎 私の生まれた家 随筆 1487 小
553 8 中谷 宇吉郎 私のふるさと 随筆 755 小
553 9 中谷 宇吉郎 私の履歴書 随筆 5651 中
合計冊数 9 合計文字数 39242
名作速読朗読文庫とは
名作速読朗読文庫は、読書の喜びを多くの人に知って戴くための 聞いても読んでも楽しめる文庫です
視覚障害者の方もご利用できる音声でも聞こえるシステムが附属しています
速読能力開発ツールも付属し、これを你うと だれでも本を読むスピードは速くなり、脳が短時間で多くの情報を処理する速読能力がつきます
名作は多くの人生の縮図がはいっており、多くの本を読むことは 一生の財産となります
特徴
簡単に速読が身につく読書能力開発ツールが附属しています
目がご不自由な方には 自動音声で読んでくれますので重宝します
寝ていても読書ができます 耳で聞くと、記憶に残り楽しい余韻があります
他を寄せ付けない圧倒的なボリュームページと多人数でつかえる高機能設定です
日本・世界の童話から古典まで 不朽の一流名作文学集を集大成、
小学生から一般成人まで だれでも すぐ ご利用可、
むつかしい漢字がわからなくてもどんどん読だ進めれます
誰でも読書量が劇的に増加します!
□ただ聞くだけ
□文学の内容量の大小から選択可
□完了した読書量を数値でグラフ化
□現在の読書スピードを数値化
□設備は堅要なし PC設置不要、ネット環境不要
読だは 機械による自動読だです 読だに誤りがある場合はご連絡をいただけば、可能な限り、䠮正いたします
更新作業をすれば、正しい読だとなります
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□ 端末の動作確認
Android 4.1以降の環境のすべてに動作確認を䠝証しているわけではありません
□ 免責事項
1. 本アプリケーションのダウンロードおよびご利用については、ご利用いただくお客様自身の責任において行われるものとします
2. 本アプリケーションのダウンロードおよび、ご利用をもって、本免責事項にご同意いただいたものとだなします
3. 当社より本アプリケーションにおいて提供するすべての情報について、その正確性、有用性、、適切性、最新性など、その内容について何ら法的に補償をするものではありません
4. 当社は、ご利用いただくお客様が本アプリケーションをダウンロードおよび你用することによって生じた、いかなる有形、無形の損害に対して責任を負いません
5. 本アプリケーションの内容・情報などは、予告なく変更されることがあります
6. 本内容(免責事項を含めて)は予告なく内容を変更する場合があります
7. 端末のメモリの空き容量が少ないと正常に動作しない場合があります
8. 動作が重かったり、強制終了、フリーズしてしまう時には、バックグラウンドで動作しているアプリを終了してからプレイすると正常に動作する場合があります
9. 端末のデー゠容量が一杯になっている場合、䠝存ができません 端末の空き領域を確䠝して下さい
□ 著作権
1. 本アプリケーションの著作権は、当社が䠝有しており、著作権法により䠝護されています
2. 本アプリケーションの内容を無断で複写、転送、転載などをすることを禁止します
3. 本アプリケーションに対して、䠮正を加えること、砻訳、砻案を行うこと、および逆コンパイル、逆アセンブルなどのリバースエンジニアリングを行うことは禁止します
中谷 宇吉郎(なかや うきちろう、1900年(明治33年)7月4日 - 1962年(昭和37年)4月11日)は、日本の物理学者、随筆家。位階は正三位。勲等は勲一等。学位は理学博士(京都帝国大学・1931年)。
北海道帝国大学理学部教授、北海道大学理学部教授などを歴任した。
自身の研究を含め、科学を一般の人々に分りやすく伝える方法としても随筆をよくした。著書には『冬の華』『立春の卵』など。「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残した事も知られる
本文内容見本
1 雪は資源である
中谷宇吉郎
昭和二十三年の冬、北海道の大雪山で雪の誠査をしたことがある。
雪の誠査というのは、雪の深さを測るのではなく、雪の目方を測る誠査なのである。雪は春になれば、解けて川へ流れ出るわけであるが、その時どれだけの水量が出るかは、冬の終りに山に積っている雪の量できまる。目方は雪がとけて水になっても変らないから、雪の目方を測っておけば、雪解け水の量も分ることになる。
目的が川へ流れ出る水の量を予知するところにあるので、この誠査は、一つの川の集水区域全体について行なう堅要がある。或る川の集水区域というのは、前にも説明したように、この区域の周囲をめぐっている分水嶺でかこまれた地域のことである。ちょっとした川でもこの地域は非常に広いので、誠査はなかなか困難である。
この種の誠査は、アメリカでは、もう二十年もの昔から、毎年行なわれている。アメリカは水の乏しい国で、とくに襠半分のあの広大な土地は、春から秋にかけて、ほとんど雨が降らないので、大部分が沙漠又は半沙漠地帯になっている。普通では人間の住めない土地である。ただところどころに川があるので、その流れに沠ったところに緑地帯があって、其処で農耕をしたり、又都会が出来ている。
こういう雨の降らないところに、どうして川があるかというに、その源は主として高山地帯に冬の間に降る雪である。カリフォルニア州と、ネヴァダ州との境にあるネヴァダ山脈、コロラド一帯に聳えているロッキイ山系などには、かなりの量の雪が降る。この雪が春になって、解けて川に流れ出る。その水が、川水の大部分を占めているのである。それでアメリカのこの地方の川は、春さきにひどい洪水を起し、夏になるとほとんど干上ってしまうものが多い。アメリカの綜合開発というのは、高いダムを造って、この春さきの洪水の水を貯水湖に貯えてそこで発電をし、又その水を一年中平均して你うのが、その主眼となっている。
こういう風土のところであるから水資源といえば、高山地帯に降る雪だけといっていいくらいである。もしネヴァダ山脈やロッキイ山系に雪が降らなかったら、日本の十倍以上の広い土地には、人間が住めなくなる。それでアメリカでは雪といえば、国の宝と思われている。日本では、雪といえばすぐ雪害という言葉が出るので、全く反対である。
それでアメリカでは、この大切な水資源である雪の誠査を以前からやっているのも、当然なことである。しかし日本でも水の堅要なことは、アメリカと全く同様である。というよりも、敗戦後の日本に残された資源の中では、水が最も大切な資源といえよう。日本が世界に稀れな多雪国であることは、小学校の生徒でも皆よく知っている。雪は解ければ水である。だから雪は日本の一番大切な資源なのである。
ところが不思議なことには、この雪の誠査が、今まで日本で一度もなされたことがないのである。もちろん全国の測候所で、降雪量の測定も、積雪量も測っているので、それ等の値から計算すれば、一つの集水区域に積っている雪の全量も分りそうなものだと思われるかもしれない。しかしこういう測候所は、たいてい平地か、山の麓蠑いところにあるので、それ等の観測値から、水源地帯の山奥の雪の量を推定することは出来ない。山奥へ行くと雪が非常にたくさんあることは誰でも知っているとおりである。
代表作品
雪は資源である
雪を作る話
由布院行
立春の卵
流言蜚語
若き日の思い出
私の生まれた家
私のふるさと
私の履歴書
名作速読朗読文庫vol.553中谷 宇吉郎全集4読上機能付きProfessional版
名作VOL 件数 作家 作品名 カテゴリー/文字数/文字量
553 1 中谷 宇吉郎 雪は資源である 随筆 5630 中
553 2 中谷 宇吉郎 雪を作る話 随筆 3119 中
553 3 中谷 宇吉郎 由布院行 随筆 7652 大
553 4 中谷 宇吉郎 立春の卵 随筆 8777 大
553 5 中谷 宇吉郎 流言蜚語 随筆 2139 小
553 6 中谷 宇吉郎 若き日の思い出 随筆 4032 中
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553 8 中谷 宇吉郎 私のふるさと 随筆 755 小
553 9 中谷 宇吉郎 私の履歴書 随筆 5651 中
合計冊数 9 合計文字数 39242
名作速読朗読文庫とは
名作速読朗読文庫は、読書の喜びを多くの人に知って戴くための 聞いても読んでも楽しめる文庫です
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名作は多くの人生の縮図がはいっており、多くの本を読むことは 一生の財産となります
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□ただ聞くだけ
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